日本と中国の架け橋に
商習慣の違いを越えビジネスを繋ぐ

2015年入社
機能材事業部(取材当時)

Li Zongnan

李 宗楠

自分自身の強みを発揮できる仕事

新卒で入社した電子系の材料を扱う商社から転職し、2015年に当社に入社しました。
中国出身という自分の特徴を活かした仕事をしたいと考え商社に入社しましたが、前職では中国市場50%、国内市場50%を営業として担当しており、中国にも国内にも集中できず、できれば中国市場への営業活動に集中したいと思い転職先を探しました。
当社は中国と台湾の市場にも注力していたことから、自分自身の強みを発揮できるフィールドがあると思い、入社を決意しました。

お客様(中国)とメーカー(日本)、
双方の想いを合わせていくのが自分の役割

現在はリチウムイオン電池関連の製造設備の輸出に力を入れています。この設備に関しては、中国・台湾に比べ日本の技術が進んでおり、日本の設備に対する中国・台湾側のニーズは高いです。日本メーカーの設備を中国・台湾のお客様に販売するのが私の仕事です。

国や国民性の違いで、商習慣も変わります。中国には中国の、日本には日本のやり方がありますが、商社マンとして、そして、日本をよく理解している中国人として、双方の想いを合わせていく役割を果たしたいと常に考えています。格好良く言えば、“日本と中国のビジネスの架け橋になれれば…”と思っています。
中国側のお客様の想い、希望を十分把握した上でメーカー側に伝え、メーカー側がそれに応えてくれる。全てが噛み合ってはじめて商売が成立します。お客様もメーカーも両方が納得し、満足していただいての成約は、売上金額とは別の達成感があります。

中国・台湾のお客様は日本の技術を学ぶことに熱心で、たくさんの担当者や技術者を前にプレゼンテーションを行うこともある。

新しいお客様を開拓
事業部の新しい収益基盤の構築に貢献したい

最近、日本メーカーが新開発した設備を、中国のお客様に導入していただくことができました。メーカーから「新規開発した設備を拡販したい」という話を伺い、粘り強く新規顧客を探してきた案件です。チームで協力しながら1年かけて契約に至り、メーカーにとっては海外輸出の第1号となり、自分にとっても大変嬉しい契約となりました。
私は常に、新規のお客様を開拓して成約に結びつけることを目標としています。自分なりの将来の目標としては、新規顧客を開拓して輸出を更に拡大したい…。現状、機能材事業部・機能材設備チームでは、中国をメインに設備を輸出していますが、安定した事業の柱を他にも確立していきたいと考えています。新しい顧客、新しい分野の開拓を通じて事業部の、そして丸紅テクノシステムの新しい収益基盤の柱の構築に貢献できればと思っています。