生産設備導入で
飲料メーカーの安定稼働を支える

2019年入社
包装・容器システム事業部(取材当時)

Sakurai Yu

櫻井 祐

ドイツの設備メーカーと国内の飲料メーカー、双方の要望を形にする

2019年に、繊維を扱う専門商社から中途入社しました。商社に進んだのは、学生の頃から「海外駐在をしてみたい」という純粋な憧れがあったから。前職は小さな会社だったので、より大規模のプロジェクトを経験したくて、丸紅グループを選びました。
現在は、国内の大手飲料メーカーを担当し、ドイツ製のPETボトルの製造機械(ブロー成形機)を輸入、販売する業務を担当しています。設備導入に向けて、日本のお客様の高い要求仕様をドイツの設備メーカーに伝え、どこまで実現可能か、双方が納得できる製品を一緒に作り上げていかなくてはいけません。どちらにも寄り添いながら、要求に沿えないところがあればそれはなぜか、きちんと情報収集した上でお客様に丁寧に説明するようにしています。
また、約120社のメーカーですでに納入されている機械なので、稼働後のメンテナンス作業も重要な役割です。プロの技師と連携しながら、都度生じる不具合にも対応しています。

設備の不具合にも、助け合う文化があるから乗り越えられる

お客様への導入が決まれば、試運転など1か月半ほどの立ち上げ期間を経て、実稼働がスタートします。入社1年目で新たな機械立ち上げを担当し、初めてPETボトルの完成を見届けたときには大きな達成感がありました。
飲料メーカーの工場は24時間・365日稼働しており、設備にトラブルがあれば、製造計画に大幅な変更が生じます。ときには、急遽ある部品が必要になり、ドイツのメーカーからの輸入を待っている時間がない…ということも。迅速に対応できるよう社内で即共有し、ほかの営業担当から「これを使ってください」と助けられることも多々あります。お互いに大変さが分かっているからこそ、支え合ってピンチを乗り越える風土が自然にできているのでしょう。高度な専門知識を持った技師の存在も心強いです。

現場に足を運ぶ、海外出張の機会を増やしていきたい

コロナの影響で海外出張はなかなか実現できませんでしたが、2022年に入り、ドイツの設備メーカーを訪れることができました。出荷前検査に立ち合い、担当者ともようやく対面で話すことができました。これからの関係構築の上でも、貴重な時間になりました。今後は、お客様をインドネシアやベトナムなど海外にも広げ、海外出張の機会を増やしていきたいと考えています。
今の仕事は、ドイツの設備メーカー、国内外のお客様である飲料メーカー、そして専門技師や作業員の皆さんなど、かかわる人が多岐にわたります。それぞれ異なる立場を理解し、どう伝えれば信頼いただけるかを考えながら、これからもコミュニケーションを大切にしていきたいです。

1日の流れ

9:15
出社後、1日の予定確認・メールチェック・海外顧客からの問い合わせに回答
10:00
既存担当客先工場にて不具合対応
11:00
新プロジェクトの設備導入 WEB打合せ、仕様や納期すり合わせ
12:00
お昼
13:30
担当案件のオーバーホール作業予定確認・技師、作業員の手配調整、見積書作成
15:00
業務DX化対応のため、関連の取引先と社内打ち合わせ
18:00
既存担当客先工場にて不具合対応
19:00
退社